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篠田の花火

[2010年2月25日]
国選択無形民俗文化財「近江八幡の火まつり」とは、「左義長まつり」、「八幡まつり」、「篠田の花火」をはじめとする、毎年決まった時期に、近江八幡市内の村や郷、町内など特定の地域集団で行う火を用いる行事を総称するものです。
篠田の花火

江戸時代に雨ごいの返礼として、硝石で花火を作り奉納したことに始まる、と伝えられる篠田の花火は、今では珍しい硫黄・硝石・桐灰を調合して作る和火薬を板に描いた絵柄に塗りこむ仕掛花火です。約1ヶ月をかけてつくられる花火は、高さ約15メートル・幅約25メートルの大きさで、毎年、違った題材の絵柄が描かれます。
夜7時頃、太鼓につづいて大松明が宮入し、篠田神社の境内にたてられます。9時過ぎに花火は奉火され、その瞬間、周囲はものすごい爆音と炎、そして煙に包まれます。渦巻き状回り火や打ち上げられた乱玉は、目もくらむばかりの美しさで、煙がおさまったあとに浮かび上がる蛍火のような幻想的な花火絵柄は、まさに夜空に輝く芸術品と呼ぶにふさわしいものです。仕掛花火が消えると、最後に大松明が奉火され、夜空を赤々と焦がします。

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