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事例集:高齢者の消費者被害

[2012年4月11日]

高齢者に多いトラブルとは

久しぶりに実家に帰ったところ、あちこちに不必要なリフォーム工事をしていた。父に問い質しても、『お前には関係ない』と言うばかり。騙されていると思うのだが。」「最近、母が食欲もなく様子がおかしいと思っていたが、押入れに高額な布団を大量に隠しているのを見つけた。『私がアホなことをした。恥ずかしくて外にも出られない』と泣いている。」など、高齢者が消費者トラブルに巻き込まれたという相談が増加しています。

高齢者の消費者被害の特徴は、①契約から数ヶ月から数年経過していることが多い。②1社が何度も契約させている、複数の業者が次々と契約させているなど、次々販売の被害が多い。③被害金額が高額である。④高齢者本人が被害を認めなかったり、諦めてしまったりする。などが挙げられます。

 「しっかりしていると思っていたのに、ボケちゃったのかしら?」と嘆く声も聞かれますが、そんなことはありません。確かに判断力が低下してきているところを狙われる被害もありますが、消費者被害はプロとアマチュアの契約であることが発生の原因になっています。つまり、その契約における知識量、情報量、交渉力の差が消費者被害を生むのです。そして、これらの格差は高齢消費者の場合に大きくなります。若者であれば、インターネット等で情報を補うことができますし、友人や職場の上司などに相談することもできるかもしれません。しかし、相談できる人も居ず、業者からもたらされる情報のみで判断せざるを得ない状況で契約を急がされたら、正しい選択をすることはかなり難しくなります。加えて業者は、高齢者の心理を巧みについてきます。自宅や健康に対する不安を煽ったり、寂しい心の隙につけいったりするのです。

 高齢者被害の背景を理解し、家族間のコミュニケーションを密にとると共に、一人暮らしの高齢者を地域ぐるみで支援することが、被害の未然防止や救済に必要です。消費生活センターでは「訪問販売お断りステッカー」を作成しました。ご希望の方は、消費生活センターまでご連絡ください。

 また、被害に遭っていることが分かったら、たとえ古い契約であっても、あきらめずに一度ご相談してください。

お問い合わせ

近江八幡市消費生活センター(人権・市民生活課内)
電話:0748‐36‐5566 FAX:0748‐36‐5553

事例集:高齢者の消費者被害への別ルート