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平成28年6月

[2017年1月1日]

姉妹都市マントヴァ(イタリア)を訪問して

 5月30日から6月3日までの4泊6日間、財団法人 近江八幡市国際協会主催「平成28年度 姉妹都市イタリア・マントヴァ市訪問交流事業」に、団長として参加させていただきました。今年は日本・イタリア国交樹立150周年と慶長遣欧使節400周年にあたることから、マントヴァで開催される『室内楽フェスティバル』に、近江八幡市からパイプオルガンとフルートの演奏家が招待されました。このフェスティバルは、ヨーロッパ各地から100人以上の一流演奏家が招かれ、世界遺産の宮殿や教会、オペラ座等を会場に開催されるヨーロッパでは有名な音楽祭です。招待された2名の演奏家と一般公募で応募された市民のみなさんと共に、総勢18名でイタリアを訪問してきました。

 マントヴァは、イタリアはもちろんヨーロッパの人々にも『ルネッサンス芸術屈指の街』として愛されています。今回はマントヴァのみならず、水の都ヴェネツィアも訪問してきました。この両市はユネスコ世界遺産にも登録されており、教会や宮殿等の建築物だけでなく、その町並みも含め本当に見応えがありました。また『室内楽フェスティバル』で演奏されたヨーロッパの一流演奏家が奏でる音色は、感動の毎日でした。中でも今回招待された、パイプオルガル奏者の城奈緒美(ジョウナオミ)さんとフルート奏者の森本英希(モリモトヒデキ)さんお二人のコラボ演奏は、我々日本からの訪問団だけでなく、鑑賞されていた多くのヨーロッパの人たちにも大きな感動を与えていました。イタリアの楽器によるイタリアの曲の演奏でありましたが、「和」の日本文化とルネッサンス文化が融合したように聴こえてきたのは、私だけではなかったような気がします。このお二人は市内の小学校で『お出かけ演奏会』として、コラボ演奏していただいています。子どもたちも本物の音楽の素晴らしさを満喫しています。ぜひ市民のみなさんもチャンスがあれば、お聴きいただけたらと思います。

 文化の違いは、日常の生活の中にもありました。まず食事です。生ハムやチーズの他、パスタやピザはとても美味しいのですが、毎日となると、和食になれている私のように年齢を重ねている者にとっては、少々負担になってきます。後半は炊きたてのご飯や味噌汁・梅干しが恋しく思いました。またお風呂も湯船がなく、シャワーが基本です。湯船につかって疲れをとるという習慣はありません。便器は洋式ですが、便器も便座も大きく、用を足す時は思わず便座をふたと一緒にめくりあげたのかと勘違いしたくらいです。男子用の便器もとても高い位置にあり、体格や体型の違いを改めて痛感しました。他にも各家庭には車庫が見当たらなく、車は路上駐車が基本のようです。たばこも歩きながらの喫煙や路上のポイ捨てがたくさんありました。

 滞在中最も緊張し、体力・気力を使ったのは、マントヴァ市役所の議場で、訪問団の代表として挨拶をした時でした。議場の中には、マントヴァ市議会の議長さんや教育長さんもおられ、もちろん近江八幡代表として、しっかり挨拶しなければいけないという思いもありました。しかし緊張の原因はそこにあったのではなく、挨拶をすべてイタリア語で話すことになったからです。

 当初は挨拶の前後に、ボンジョルノ(こんにちは)とグラッティエ(ありがとう)だけを入れる予定でしたが、訪問団のみなさんの強い思いを受けて、すべてイタリア語でなんと15分間も挨拶させていただきました。というよりしたつもりです。種を明かすとガイドの方に、考えていた挨拶をイタリア語の音にあわせて、カタカナにしてもらって読んだだけなんです。果たして通じたのかどうかは、今もって定かではありません。

 5月30日の朝5時半に近江八幡市役所を出発して、最初の宿泊地であるヴェネツィアのホテルに到着したのは、日本時間で翌日の朝7時半でした。なんと26時間も移動でかかりました(帰りは約19時間)。移動時間が長く、短いイタリア滞在ではありましたが、イタリアの文化と歴史の一端にしっかり触れながら、姉妹都市としての交流を深めてまいりました。そして改めて日本の、そして我がふるさと近江八幡の素晴らしさを感じました。このふるさとの素晴らしさを、近江八幡の子どもたちにしっかり伝えていきたいと思います。

                     GRAZIE     L`ITALIA

 平成28年6月

                    近江八幡市教育長 日岡 昇

(サンタンドレア聖堂にて)

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