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平成28年10月

[2017年1月1日]

「一生懸命には花が咲く!」

 今年も全国学力学習状況調査が4月19日に実施されました。この調査の本来の目的は、児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てることですが、毎年、各自治体の結果だけに注目が集まってしまいます。本市では、今年度の市内の子どもたちの結果から今までの取り組みを検証し、今後に活かせるようにしています。これらの内容は、今後、市民の皆様にお届けしたいと思っています。

 しかし、学力だけが全てではありません。これからの社会を生き抜く子どもたちのために、学校では様々な取り組みをしています。特に今年度は、教育大綱に定められた「ふるさと教育・家庭学習・学校図書館」に重点を置いています。その中でも、「ふるさと教育」は地域での体験活動が欠かせません。子どもたちが地域行事や身近にある文化・歴史・自然に触れ合えるように、家庭や地域の皆様もサポートをいただきますようお願いします。

 このページの写真にあるように子どもたちは、いろいろな活動に一生懸命取り組んでいます。このことは、子どもたちにとって、かけがえのない財産となり将来への礎となることと確信しています。

 

 『一生懸命』 この言葉には私にとって強い思い入れがあります。

 

 この夏のお盆に、ご先祖様や昔お世話になったご近所の方々へのお墓とあわせて、私の人生で今も最も尊敬する人物のお墓にもお参りをしてきました。

 私は、その方を目標に今日まで走り続けてきました。教育長に就任させていただくか悩んでいた時も、的確なアドバイスをいただき、その方の後押しがあったからこそ、お引き受けすることを決断しました。そのとき話していただいた言葉が、標題の『一生懸命には花が咲く』です。わかりやすい言葉ですが、私にとっては今もとても重みのある言葉です。

 その方は何をするのも一生懸命でした。そして近江八幡市はもちろん、多くの場所でたくさんの花を咲かせておられました。そのことをご本人に伝えると、「そんなの花ではない。ただの雑草やわ。わしの人生は草だらけや。ただ雑草も小さな花を咲かすんやで。」と言って、笑い飛ばされていたことが思い出されます。

 教育はもちろん人生すべてが、一生懸命がんばったからといって、すぐに花が咲くような簡単なものではありません。そして、それはいつになったら咲くのか、どんな色や姿形の花なのかもわかりません。それでも『一生懸命がんばること』、『結果を出すこと』、『反省すること』、そして『また一生懸命がんばること』はとても大切なことです。何よりも自分自身の心の中に、目標に向かって粘り強く取り組む信念が培われてきます。今更ながら、『一生懸命には花が咲く』の真の意味が理解できてきたように思います。

 先日、ある書物に曹洞宗の開祖である道元の言葉が掲載されていました。それは『花開くといえど、一人で開くに非ず春風来たりて開くなり』という言葉です。人は自分の力だけで何かを成し遂げることができたなどと思ってはならないという戒めです。春風のような、温かい心を持つ周りの人たちの支えがあっての結果なのだという感謝の気持ちを決して忘れてはならないと、教えてくれていると思います。

 近江八幡の子どもたちにも、周りの人への感謝の気持ちを忘れず、いつも誰かを支える人間になり、いつかきっと花を咲かせることができるように、責任をもって育むことを肝に銘じて、精進していきたいと思います。

 平成28年10月

                    近江八幡市教育長 日岡 昇

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