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平成29年1月

[2017年1月1日]

一を見て十は語れません

 

 新年明けまして、おめでとうございます。

 年齢のせいか、一年が過ぎ去るのを本当に早く感じます。ついこの間、お正月恒例の箱根駅伝を見ていた気がします。

 振り返ってみますと、オリンピック・パラリンピックでの日本選手の活躍や大隅良典氏のノーベル賞受賞等の明るいニュースもありましたが、残念ながら悲しい事件や事故もたくさんありました。中でも7月に起こった、相模原市の障害者施設での大量殺傷事件は、とても衝撃的でした。どうか今年は平和な一年であることを心から願っています。

 さて、市民のみなさんや市議会の議員さんがよく次のようなことを質問されます。

 「最近、○○中学校がだいぶ荒れているみたいですね。」とか、「△△小学校の校長先生はほとんど学校におられませんね。」

 確かにそれらの事実はあるかもしれませんが、そのことがすべてではありません。例えば、最初の中学校の問題は、残念ながら荒れている生徒がいるのは事実です。

 でも大半の生徒は、とても中学校生活を楽しんでおり、毎日、学習に部活動にがんばっています。

 荒れている生徒に対しても、教師も含めて何かしようと、それぞれの立場で働きかけています。また、荒れている生徒も必ず荒れる理由や原因があります。学習や友人関係、家庭生活や親子関係等々・・・その原因は多種多様です。それでも、クラスや学校の仲間、そして家族や地域の人に迷惑をかけないよう、一生懸命自分をコントロールしています。

 私たち大人も中学校時代を振り返ってみると、確かに訳もなく親に反抗したり、社会に疑問を感じたりしたことがあったのではないでしょうか。今の時代のように、社会の風潮が「暴力」や「いじめ」に対して敏感でなかったこともあり、大きな問題にはならなかったものの、少なからずよく似たことは起こっていました。しかし今の時代と違うところは、学校で指導しきれなかったとしても、家庭や地域で指導していただく大きな力がありました。どうか市民のみなさんもこのことを理解していただき、『近江八幡市では、市民みんなで子どもを育てる』という意識を持っていただきたいと願っています。

 校長先生の不在については、こんなエピソードがあります。先日出勤のため、車に乗ろうとしたら、ある校長先生が自転車で走っておられました。「こんなに早くからどうしたんですか?」と声をかけたら、こんな答えが返ってきました。

 『今日は朝から終日出張ですので、子どもたちと会えません。いつもは校門等で挨拶や声かけができるのですが、今日はできません。出張から学校に戻ってくる時間には、子どもたちは帰っています。そこで少し早いですが、子どもたちの登校班の状況や登校状態を確認するため、自転車で走り回っています。』というお答えでした。私は頭が下がりました。この校長先生の姿を、さっそく次の校長会でお話ししました。

 正直、市内すべての校長がこんな校長先生ではありません。しかし少しでもこの校長先生の志に近づけるよう私も含めて精進してまいりますので、今年もどうかよろしくお願いします。

お問い合わせ

近江八幡市(法人番号9000020252042)教育委員会教育総務課

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