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~教育長室から~

[2018年12月28日]

No.15  『家庭教育』

 こんにちは!教育長の日岡です。

 日頃は市民のみなさまお一人お一人がそれぞれのお立場から本市の子どもたちの諸活動に、ご支援・ご協力をいただき、本当にありがとうございます。おかげをもちまして、多くの災害があったにもかかわらず、大過なく今日の日を迎えられたことに、心から感謝申し上げます。来年も変わらぬご支援をお願いします。

 さて、今年1年の世相を漢字一字で表現する「今年の漢字」が先日発表され、『災』に決まりました。1月の大雪から始まり、大阪北部や北海道胆振東部の地震、西日本豪雨や台風、そして災害レベルの酷暑。本県も米原市の竜巻なども起こりましたが、なんといっても9月4日の台風21号は市内各地に甚大な被害を及ぼし、改めて自然の猛威を思い知らされた1年でもありました。

 被害に遭われたみなさまに、心からお見舞いを申し上げると共に、一刻も早い復興を願っております。

 私も前述の自然災害への対応をはじめ、多くのことがありました。なかなか文面では表現しにくいことも含め、教育長になって最も苦しい1年でした。中でも、私ごとで恐縮ですが、最愛の母が10月に亡くなったことは、今年最も大きな出来事でした。戦後の復興期の貧しい時代に生まれた私に、陰に日向に支えてくれたことは、本当に感謝してもしきれないくらいお世話になりました。特に印象に残っているのは、決して裕福ではなかった我が家なのに食事が友人の家に比べて比較的豪華でした。家も古いし、衣服も姉のお古なのに(スカートだけははきませんでしたが…)、どうして食事だけが少し豪華なのかとても不思議でした。きっと我が家のエンゲル係数はかなり高かったと思います。母の生前中にそのことを尋ねたことがありました。彼女は『貧しいというのは身なりや家など見えるもので決めるものではなく、心の貧しさで決まるものです。食事がご馳走だと、不思議と気持ちもリッチになります。あなたには豊かな心を持って成長してほしかったのです。』と言われました。改めて当時の母の思いに感謝したことを思い出します。

 当時は日本中が貧しく、アメリカや欧米諸国に追いつけ追い越せと、日本中がある意味、活気に満ちていました。そのがんばりを支えていてくれたのが家庭でした。母だけでなく当時の家事を担っていた多くの女性は、家庭の本来の役割をしっかり認識していたように思います。就学前教育が幼稚園中心であったのも、幼児教育に家庭教育の重要性をしっかり位置づけたいという、当時の文部省の願いがあったと思います。

 時代は変わり、日本全体が以前に比べ、経済的に豊かになりました。また、女性がどんどん社会で活躍し、男性が家事に参加する時代になりました。このことは素晴らしいことです。ただ忘れてはならないのは、家庭は、子どもたちに心の豊かさをしっかり教える場だということです。今は男性がとか女性がという時代ではありません。大人が知恵を出し合い、その家庭にあった家庭教育をしなければいけません。そしてこの教育が家庭から地域へ、時には地域から家庭へ広がっていくことを心から願っています。どうかこのことをすべての市民のみなさんが認識していただきたいと思います。

 来年は平成から新しい元号に変わります。

 市民のみなさまにとって、素晴らしい1年であることを心から願っています。

 平成30年12月 近江八幡市教育長 日岡 昇

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